善光寺物語


元善光寺


最初に善光寺如来を安置し祀った古刹。


飯田市座光寺

善光寺縁起によれば、602年、本多善光が、難波の
堀江で、一光三尊の阿弥陀三尊をすくい上げ、善光
の居宅に安置したのが元善光寺のはじまりという。

642年、託宣により、本尊を長野市へ遷座した。

善光寺

長野市元善町


武田信玄(左)と上杉謙信

長野市小島田町(川中島古戦場跡)

武田信玄と上杉謙信の川中島の合戦も善光寺領
を含む信濃北部の覇権をめぐる争いともいえる。



1558年、武田信玄は甲府に招き、
甲斐善光寺の建立を開始。


善光寺



岐阜市

1582年、織田信長、武田一族を滅ぼすと、
善光寺如来を居城である岐阜に移す。


織田信長の孫秀信が岐阜善光寺を建立。

1582年6月2日、本能寺の変

祖父江善光寺

愛知県稲沢市祖父江



寺伝によれば、寺のある祖父江は、天正10年
(1582)、本能寺の変後、善光寺本尊が織田信雄
によって岐阜から尾張清洲城近くの甚目寺
遷座する途中、1泊した場所という。


甚目寺

愛知県海部郡甚目寺町

鴨江寺

浜松市

1583年、善光寺如来は、織田信雄と同盟を結んだ
徳川家康が、請受し、鴨江寺(浜松市)に遷される。


その後、夢枕に善光寺如来が立ったとして、
徳川家康は甲斐善光寺に還している。



方広寺



京都市東山区大和大路正面茶屋町

1597年7月、豊臣秀吉、善光寺如来を方広寺に遷す。


本尊が京を発った翌日、豊臣秀吉は伏見城で亡くなる。

善光寺

長野市元善町


その後、善光寺如来を信濃の外に
動座したものはいない。


関善光寺

関市西日吉町

犬山善光寺







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