山岡河内守


重原城

知立市上重原町

堀に囲まれた一辺60mの方形区画を主郭とする
平城で、現在でも空堀と土塁の一部が後方の
竹林中に遺存している。ここ上重原町本郷地区
は、平安時代末に成立あいた重原荘の中心
地域と推定され、この城自体も荘園を支配する
荘司・地頭職の居館として成立した可能性が
強い。防御機能を持った城郭として整備された
のは、戦国時代の16世紀前半のことで、刈谷に
城を構える水野氏により、松平・今川勢への備
えとして改修された。しかし、その役割は果た
せず、天文23年(1554)に今川氏により落城、
最期の城主は織田方の山岡河内守であった。




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