庄内川
名古屋市西区枇杷島
信長や秀吉が遊んだ庄内川
庄内川左岸には三つの大きな河原があった。
成願寺河原・名塚河原とここ枇杷島河原である。
枇杷島河原はこのあたりから下流、中村区稲葉地
にかけて広がる大きな河原であった。清洲(当時
は清須)や名古屋(当時は那古野)を始め、近在
で河原といえば、枇杷島河原のことであったという。
茶せん髷に、腰へいろいろなものをぶら下げた
吉法師時代の信長は、近在の子供達とこの河原
でよく遊んだという。そのなかに中村の稚児集団
があり、日吉丸(後の秀吉)もその集団の中にい
た。彼等は川狩などをして魚をとり、枇杷島や
清洲、津島まで売りに行ったという。
戻る