ヤップ島の石貨



東京都千代田区・日比谷公園

石貨
この円形の石は、南太平洋ヤップ島(現ミクロネシア
連邦)でお金として使われていた石の貨幣で、石貨
と呼ばれるものです。石貨は小さいもので直径6cm
位から、大きいもので直径3mに達するものまであり
ます。一般に@直径の代償A表面の滑らかか粗いか
B形のよしあしC運搬の難易によって価値が決めら
れました。この石貨は長径1.35m、短径1.00mのほぼ
円形で、大正13年(1924)頃、1000円位で通用したと
言われています。大正14年1月ヤップ島支庁長寄贈





三菱東京UFJ銀行貨幣資料館にも
ヤップ島の石貨があります。

三菱東京UFJ銀行貨幣資料館

名古屋市東区赤塚町


世界最大のお金として有名なヤップ島の石貨は、
結婚や出る産などの儀式に交換されたり贈られ
たりしました。この石はヤップ島では産出されず、
約500Km離れたパラオ島から切り出してカヌーで
運ばれてきた石灰岩です。石貨の価値は大きさや
重さで決まるのではなく、この石がヤップ島に運ば
れて来るまでの様々な苦労や失われた尊い命の
代償など、その石貨にまつわる伝説によって決まり
ます。中でも由緒ある石貨はニックネームで呼ばれ
ています。大きなものは直径2mもあり、動かすこと
なく所有権だけを移転しました。そして、村の一定の
場所に置かれ、ここを石貨銀行と呼んでいます。

ヤップ島の歴史
16世紀頃、スペイン人によってハッピー、その後
スペイン・ドイツ・日本・アメリカなどの統治を経て、
現在ではミクロネシア連邦として独立しています。

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