岡部又右衛門
岡部又右衛門家跡
名古屋市熱田区
岡部又右衛門家は代々熱田の宮大工であった。
同家の此言とその子此俊は、織田信長の大工
棟梁として安土城造営に携わった。その跡を継い
だ宗光は、豊臣秀吉による京都方広寺大仏殿造
営にあたり、慶長14年(1609)名古屋城築城におい
ては徳川家康から御大工頭を命じられたが、完
成を見ずに翌15年没した。熱田大工の名門である
岡部家の関与は、とくに地元の職人を組織する
上で重要な役割を果したといわれる。
戻る