人間万事塞翁が馬

何人かの戦国武将の人生を見てきましたが,ひとつの成功が
その後の人生の幸せにつながったかどうか疑問の残ることも
少なくありませんでした。
織田信長の子達についても同じことが言えるかもしれません。


「人間万事塞翁が馬」という故事が浮かびました。
これは「運命の吉凶は予測できない」という教えを表した中国の
古い言い伝えです。

簡単に説明します。

「ある日、国境の塞近くに住んでいた翁の馬が逃げてしまいました。
しかし、数ヶ月後、その馬が名馬を連れて一緒に戻ってきました。
しかし、翁の息子がその名馬に乗馬中、落馬して脚を骨折してし
まいました。その後まもなく隣国と戦争が起こり、大勢の若い兵士
が死にました。しかし、脚が悪かった息子は兵役を逃れていて無事
だったということです。」

つまり、その時はよかった、悪かったと思うようなことも、将来的には
必ずしもそうとはいえないということです。

同じようなことが、欲求にもいえないでしょうか。思い通りに事が運ば
なくても、それが必ずしも悪いことにはならないかもしれないのです。

戦国武将の彼ら人生から感じられたことは・・・・

今のつらい状況も、こらから遭遇する試練も「すべてはうまくいく
ようになっている」と考えて、その時その時に、自分ができることを
やっていけばいい、という姿勢を持ち続けることが大切だと!



           

              
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