木曽街道
岸田家
小牧市
岸田家は、名古屋と中山道を結ぶ木曽街道(上街道)
の旧小牧宿の下之町にあり、江戸時代には名字帯刀
を許された旧家で、脇本陣としての役割をはたし、幕末
には庄屋を勤めた。このあたりは文化の大火にも焼け
残っており、近世中頃の建物と推定される。この家に
伝わる弘化3年(1846)と安政3年(1856)の改造時の
配置図と現状とを比較してみれば、付属舎は失われ
ているが、母屋の平面には大差のないことが知れる。
荒目の平格子や親子付の出格子、堂々とした屋根
神の祠を残した外観も貴重な資料である。
小牧宿
小牧の街は、永禄6年(1563)に織田信長が開
いた城下町に起源を持ち、当初は小牧山の南側
にありました。元和9年(1624)に尾張藩が、
名古屋と中山道を結ぶ上街道(木曽街道)を
新設するに際して、宿駅として整備するため、
現在地へ移転したものです。
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