尾藤源内
重吉城
愛知県一宮市丹陽町重吉字城戸
重吉城
本城は尾藤源内の居城と伝える。天正12年(1584)
小牧・長久手の戦いの時、徳川・織田方の小牧山の
付城として清須と小牧を結ぶ連絡路確保の役割を
荷なう。同年9月7日、家康は重吉に陣を布き秀吉と
対峙した。
一宮市木曽川資料館
重吉城は、一宮市丹陽町重吉に位置し、尾藤源内の
居城と伝わる。源内は信長軍に属し、朝倉・浅井勢
との戦いで討死にしたという。一方、源内は重吉城
を築いたが、信長に落とされたので、三河の奥平氏
に仕えたとする系図もある。
天正12年(1584)の小牧長久手合戦では、家康・
信雄方の拠点城郭として維持され、改修もなされた
であろう。絵図を見ると、各郭は堀で画され、「二の丸」
と記された郭の南には、馬出状の空間も見られる。
合戦中の9月7日、家康は全軍で重吉に布陣している。
一宮市木曽川町黒田
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