安土には
桑実寺
滋賀県蒲生郡安土町桑実寺
安土の桑実寺は、天智天皇の勅願により、藤原鎌足
の長男・定恵が白鳳6年(667)に創建したと伝える。
寺名は、定恵が唐から持ち帰った桑の実をこの
地の農家にて栽培し、日本で最初に養蚕を始めた
ことに由来する。1532年には室町幕府12代将軍
足利義晴が、ここに3年間仮幕府を開いている。
桑実寺
天正10年(1582)、織田信長が竹生島参詣の
ため安土城を発つ。信長は一泊すると思われ
たので、侍女たちは桑実寺に参詣に行った
りし、安土城を空けた。が、信長は日帰りした。
侍女たちの外出を知った信長は激怒し、侍女
たちと擁護した桑実寺の高僧を惨殺した。
大師堂(経堂)
滋賀県蒲生郡安土町桑実寺
天正四年、織田信長により建立され、天台・伝教
大師像が安置されていたが、明治末期の風水害
のために大破し、大正2年、経堂として再建。
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