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   楽苦我喜インフォメーション       
                   2005.03.06
                       Vol.36
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 櫻

 もうすぐ櫻の季節になりますね。近所の公園に花見に行ったら、
おまえたちとこんな会話をするかもしれないね。

「サクラが、本当にきれいだね。」

「桜は、旧字は、櫻と書くのよ。『貝』は中国で周王朝のある時期
まで、貨幣のかわりをしていたんだ。そのため貝のつく漢字は、お
おむね金銭や財産に関することにつかわれるんだ。また、貝そのも
のには宝という意味もあるんだ。だからね、櫻は、女性が宝物によ
り、着飾った木というこではないのかな。」

          

「そーか。」

「なあ、おまえ達、例えば、この花見をしている公園の櫻が枯れた
としょうか。どうする。」

「すぐに取り替えればいいんじゃないの。」

「電池交換みたいな発想だな。ところが、自然というものは、そう
は簡単にいかないんだ。今、見ている満開の素晴らしい櫻は、私た
ちの一世代あるいは二世代前の人らが植えたものなのなんだ。そう
簡単には、このような素敵な櫻は作れないんだ。」

「そうか、何十年も前の人のおかげで、今があるということなの。」

「そういうことなんだ。」

「こんなに咲き乱れているのに、櫻はどうしてこんなに静かなんだろ
う。」今日のパパは、櫻のせいか饒舌である。しかも詩人だ。

「カラオケでうるさいじゃないの。」

「櫻の花のことを言っているんだ。」

「人間はうるさく騒いでいるが、櫻は静かに咲き乱れているか。何か
不思議な感じがしないか。」

「櫻という花は、季節の頂点に立っているという輝きを持った花だと
思うんだよね。だから、私は櫻が好きなのかもしれないんだ。」

「だからこそ、その桜の、春だけでなく、葉桜も見たいし、雪をかぶ
った桜の樹木も、精一杯ふくらんだつぼみまで、いとおしくなるんだ。」

「今日は、いつもと違って詩人だね。パパ!」

「そう、からかうなよ。」

「そうよ、パパをからかっちゃだめよ。」とママが言う。

みんな、満開の櫻のように、にこやかな笑顔で笑った。

そして、櫻が、この家族を祝うかのように、静かに花びらが舞い降りて
いく。

             

 最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
この一週間に、あなたの人生に楽しいこと、うれしいこと、すばら
しいことが沢山おきますように心から、お祈り申し上げます。



編集後記*****************************************************
  
  お気づきの点、率直な感想や、こんな情報が欲しいというご要
  望など、ぜひ、お気軽にメールをください。
  時間がかかるかもしれませんが、返事は必ず書きます!
 
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